昨日は月2回の論語セミナーに参加しました
テーマは「武士道」について 講義の中でNHK大河ドラマの「どうする家康!」のある場面の話になった 今川義元(野村萬斎)が戦場の中で徳川家康(松本潤)に問いただす 「覇道」と「王道」の違いは知っているかと 今回なんとなく頼りなく描かれている徳川家康 この時ばかりははっきりとその違いを言いきる 「武をもって治めるは覇道、徳をもって治めるのが王道」なりと 再放送を見たが、この場面がやはり見どころ 信長は力で倒す男 「覇道」。 この場面「今川義元」は家康にともに王道で世を太平に導こうと諭す 大いに盛り上がるが、次の場面では桶狭間の戦いで義元が信長に討ち取られてしまう
以前、上甲塾長より「古事記」にも同じような言葉が記されていることを思い出す 「うしはく」と「しらす」 「うしはく」は権力で支配すること、「しらす」は徳をもって統治すること まさに日本国の基本的な統治の姿
講義の中で武士道とは義・勇・仁・礼・信(誠)・名誉・忠義(忠) 意味を聞きながら、儒教とのかかわりが深いことを学ぶ 死をも恐れない「武士道とは死ぬことと見つけたり」 本当の意味とは何か それを探るためにも うちの近所、熊本市春日町 阿部一族の舞台裏になった場所 今までは興味もなかったが 森鴎外の阿部一族を読まなくてはと思いました
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